木材を無垢で使いますと、そのままの状態でもインテリアになります。
節や木目と言うのは、独特な風合いがあり落ち付きを持てるのです。
それでも、壁や床など回りと色を合わせたい。
水や手油で、汚れを出したくない。
長持ちをさせたいということで塗装されます。
今回は、木工の塗装は何を塗ったらいいの?場所によって塗装は違う!について紹介します。
木工の塗装は何を塗ったらいいの?
木工の塗装は、作る物にもでも変わってきますし、置く場所によって変わってきます。
物によっては、塗らないほうが良い場合もあります。
それでは、塗料の説明をします。
ワックス
白木用のワックスですが、無垢材の何に塗っても良いかと思います。
非常に塗りやすく、むらになることがないのでお勧めです。
塗料と言うよりもワックスなので、油をすり込む感じです。
良い所
- 塗るには、誰でも簡単にむらなく塗ることが出来ます。
- ワックスは白く、塗ると透明になり木の導管に入ります。
- 塗った後は、ウエス(ボロ布)で拭き取れば、木そのものです。
- ワックスを塗ることで、手垢がつきにくく汚れにくくなっています。
- 木の質感はそのまま。
匂いは、ワックスそのままの匂いで、車に使うワックスと同じ匂いがします。
時間が経てば薄れていきます。
悪い所
- 屋外では使えません。
- たまにワックスを塗らなければいけない。
- 塗装膜が薄い。
- 色は付いていない。
OSMO(おすも)自然塗料
この塗料はちょっと高めですが、ネットで買えます。
このOSMOは自然塗料と言うことで、よく知られています。
自然塗料と言うことで、小さい子供のおもちゃに使われています。
おもちゃを、子供が舐めても害が無いです。
OSMOには、屋内用屋外用の塗料があり、比較的塗りやすいです。
カラー色もあり、床のフローリングに塗る塗料もあります。
良い所
- 自然塗料なので子供が舐めても大丈夫。
- OSMOには、色・種類があり使う用途によって使い分けられる。
- 塗りやすい。
悪い所
- 値段が高い。
油性ステイン
一般的によく使われている木材の保護剤・着色剤です。
良い所
- 字のごとく油の塗料なので、水には強いです。
- 木材にしみ込ませて使うので、木材の木目はそのままになります。
- 塗るには簡単です。
悪い所
- 油は溶剤とも言われていますが、扱いはちょっと面倒で、塗料を薄める時には、専用の塗料で薄めなければなりません。
- 道具を洗う時も、シンナーで無ければ色は落ちないです。
- 針葉樹(杉・松・檜)などを塗るときは、しみ込みやすい所、しみ込みにくいところがあって、ムラに見えてしまうかもしれません。
- 屋外で使うこともありますが、色がさめてきたら塗り重ねをおすすめします。
水性ステイン
油性のステインに比べ塗料の強さは、弱いです。
しかし、最近の水性ステインは乾いてしまうと非常に強くなっています。
良い所
- 出来るだけ綺麗に塗りたければ、水性ステインをおすすめします。
- 水性ステインは、扱いが簡単です。
- 塗料を薄めるにしても、水で良いです。
- 道具を洗うのも水でいいです。
- 塗っての仕上げ具合は、油性よりきれいです。
悪い所
- 色落ちします。(水性ステインの後に透明の塗料を塗る)
ペンキ
木工では、おすすめできません。
木目を全て無くしてしまいます。
木目は、全く関係なく色を単色にしたいときは良いかもしれません。
木材にしみ込ませるのではなく、木材の上に色を乗せるということです。
木材をペンキでコーティングしてしまうということです。
水性ウレタン塗装
綺麗に塗りたい方は、おすすめの塗装です。
ちなみに、プロの塗装屋さんも使っています。
ネットで売っています。
ウレタンと聞きますと、難しいと思う人もいるかもしれません。
でも、水性なので簡単です。
しかも強い!
屋内がおすすめです。
色付けしたいときには、水性のステインを塗りその上に水性ウレタンを塗るのです。
サンドペーパーを使いながら、3回4回とペーパーをかけながら、塗ればプロの仕上がりになります。
木工の塗装はどうやって塗ったらいいの?
塗装と言うのは、とにかく塗るための下地がとても大事です。
下地が大事というのは、ペーパーをかけて平らにする。
凹みを無くせるものは無くすということです。
油性の物ですと、木に浸透していくので2回3回と塗り重ねることで、作った物の持ちが変わってきます。作り終えて、何年か経ち白くなってきたと思ったら、塗り重ねることも必要です。
水性やクリアを塗ったときには、ペーパーかけて塗り重ねて下さい。
最近の塗装は速乾性の高いのが主流です。
ニスは、乾きにくく、乾いた後もべた付くのでおすすめしません。
木工の塗装は何を塗ったらいいの?どうやって塗ったらいいの?まとめ
今回は、木工の塗装は何を塗ったらいいの?どうやって塗ったらいいの?について紹介しました。
塗装することで、木材の持ちも変わってきますし汚れ方も変わります。
木工の作るものによって、塗装は変わってきますが、屋外の場合は油性をお勧めします。
白くなったら、塗り重ねれば塗装で木材は持つことでしょう。
木と仲良くしてください。^^